毛穴の悩みを持つ人には、皮脂腺が活発になる思春期から20代は、毛穴に皮脂が詰まるポツポツした毛穴がほとんどです。

それに対して肌の弾力がなくなってしまう30代以降は、たるみにより毛穴が伸びる楕円形になることで毛穴が目立つ悩みが増えます。

毛穴の開き

毛穴の奥にある皮脂腺から皮脂が分泌されます。

オイリーな肌の場合、皮脂腺が発達することで皮脂の出口も大きくなって毛穴が開きます。
特に花の周りの毛穴は開きやすいのでケアをしましょう。

チェックするのは、朝起きたときに肌がべたついている、肌がてかってしまいがち、化粧崩れしやすいという点です。

皮脂腺が発達




黒ずんだ毛穴

皮脂は空気に触れると酸化して茶色い色に変わることがあります。

これに加えてホコリやメイクの汚れ、古い角質などが毛穴に詰まって、押し上げるので黒ずんでしまうのです。

皮脂や汚れを溜めないことが重要です。

古い角質

乾燥毛穴

角層の潤い不足により肌の表面がしわになり、キメも乱れ、毛穴の周りがへこんでしまい、影となり毛穴を目立たせてしまいます。

スキンケアを怠ることや必要以上の洗顔などをする人に多いですが、正しく保湿ケアをすれば改善していきます。

乾燥毛穴

たるみ毛穴

加齢になってくると、真皮のコラーゲンやエラスチンが減少していきます。

ハリや弾力を失い、重力が得られなくなり、毛穴のまわりが緩んで楕円形の毛穴となります。

頬の部分に現れる老化の初期の変化で、一度緩むと元に戻せません。
たるみの状態がこれ以上すすまないように対策することが大事です。

たるみ毛穴




毛穴対策におすすめのスキンケア

1.開いた毛穴には

洗顔の仕方を見直して、皮脂を落とすものや酵素の入った洗顔料で朝晩しっかり洗うようにします。
毛穴が大きく広がっている場合は、ピーリングをとりいれましょう。

角質の余分なものを除去するAHA配合(リンゴ酸等)の洗顔料とか美容液でケアをすれば真皮がふっくらとなり毛穴も小さくなっていきます。

開いた毛穴には

2.黒ずんだ毛穴には

 

酸化した皮脂の塊は指で押すと表面にでてきますが、無理に取らないようにしましょう。

真皮のコラーゲン組織がダメージを受けて余計に毛穴を目立たせてしまうのです。

それよりも皮脂や汚れを落とせる洗顔料に替えるようにするのがよいです。

黒ずんだ毛穴には

3.たるみ毛穴には

 
ターンオーバーを促すことから始めて、皮膚組織の生成量を増やすピーリングやコラーゲンを増やす効果のあるレチノール(ビタミンAの一種)入りの美容液をスキンケアに取り入れることがおすすめです。
たるみ毛穴
マッサージもリンパの流れをよくして代謝を上げる効果がありますが、過剰に皮膚を動かすようなマッサージはたるみを助長してしまうので注意してください。

4.乾燥毛穴には

洗顔と保湿を正しく行います。

乾燥肌なのに洗浄力の強いものを使ったり、乳液やクリームは使わなかったりということだと毛穴が開いてしまうのです。

皮脂を摂りすぎないしっとりタイプの洗顔にしてセラミドやヒアルロン酸入りの化粧水や美容液で保湿をします。
頬は乾燥しやすく毛穴も目立つのでローションパックで角質に水分を与えます。

洗顔と保湿を正し
肌のザラつきが気になるときは粒子の細かいスクラブで洗顔するのもよいです。
皮脂や汚れを吸着して取り除くクレイや酵素入りのマスク、ピーリングもおすすめになります。

角栓対策を

 
皮脂をこまめにとって、角質ケアをしても角栓ができたら角栓対策のアイテムで定期的なケアをするようにしましょう。
週1くらいで取り入れたいスペシャル毛穴には角栓を溶かして落とすもの、パックタイプのものなどがあります。
気を付けるのは剥がすタイプのパックです。
角栓対策を
効果が目に見えてわかるので人気ではありますが、使いすぎてしまうと、必要な角質までもとってしまうことになりますので1ヶ月に2回くらいにしておくのがおすすめです。

ケアのあとの保湿も忘れずにしておきます。