老化抑制薬と物質
老化や寿命など人間の健康そして長生き寿命などに焦点を置いて、Googleも会社を作り、この問題に取り組んでいて、老化を遅らせる・若返らせる研究が世界中で行われていて、
注目されているのが、メトホルミン・ラバマイシン・レスベラトールという薬や物質です。
メトホルミン
2007年に、イギリスのマイケル・パロック博士が、メトホルミンには癌細胞の成長を遅らせる効果があると学会で発表しました。

ラパマイシン

レスベラトロール
しかし、薬用量のレスベラトロールをワインから摂取するためには、相当量飲む必要があるため、まだ実用化されるには時間が必要です。

若い血には老化した細胞を復活させる力がある
GDF11は、年齢と共に減少する物質で、体内で生成されるタンパク質の一種です。

若い血液の持つ再生能力は、筋幹細胞や肝臓、脊髄、脳細胞などへの再活性化の効果や、加齢による心肥大を抑制することも明らかにされています。
また、持久力なども向上したことで、筋肉量を調べたところ、2倍に変化していることもわかり、アルツハイマー病や心臓病・糖尿病・ガン・などの治療にも役立つと考えられていますが、何故GDF11が年齢と共に減少していくかのという事が判明していないため、副作用なども含め、実用化はまだ先であるとしています。
運動と老化の関係
しかし、人間の体の細胞の年齢を決めることはできないため、多くの科学者は「細胞のテロメア」の長さを測って、細胞が今後どれくらい機能するかを予測しています。
このテロメアは、DNAの端にあるキャップのようなもので、細胞が分裂すると、テロメアも短くなっていくので、テロメアが短いと、持ち主は年を取っていると判断できるとしています。
テロメアの減少を遅らすことができるのが運動で、一つの運動ではなく、多種の運動が、テロメアの減少速度を遅らせることが判明しています。
テロメアの減少は加齢だけではなく、肥満や喫煙・糖尿病などでも減少していくこともわかっています。
人間の寿命は何歳か
バイオテクノロジー企業GEROの研究で、人間の寿命は120~150歳が限界という研究結果が発表されました。
データは健康な20歳から80歳の歩数データと血液データを調査しました。
研究チームは、上記の情報より、ストレスからの回復力と年齢との関係を、以下のグラフにし、縦軸が回復力、横軸が年齢にしました。
このグラフから、人間の回復力は120~150歳で失われ寿命の限界を示していると結論付けました。
(参考データ:https://www.nature.com/articles/s41467-021-23014-1)
太っている人が長生き「肥満パラドックス」
肥満の人が長生きするという研究があり、それは「肥満パラドックス」と呼ばれ、肥満パラドックスは、肺炎・ガン・心臓病などからも体を守っているという研究者も多くいます。
参考文献

また、アメリカの疾病予防管理センターの研究チームが、数百の死亡率を調べたところ、死亡率一番低いのが、BMI(Body Mass Index)の18.5~35までの肥満度1~2の人々だということが、わかりました。
身体によい適度な運動と新陳代謝
適度な運動とは週に150分の運動とされていますが、具体的には、1分から2分程度歩いて、その後30秒から60秒を早歩きするというパターンを10~15回繰り返すと効果的だということです。
新陳代謝を上げるために良いことは
1.コーヒーを飲む
カフェインが心拍数を上げることで、新陳代謝の促進になる。
2.冷たい水を飲む
人間の体は37度に保たれているので、冷たい水が身体を冷やし体温が下がると、体温を元に戻すことで新陳代謝が良くなる。
3.朝食でカロリーをしっかり取る
朝食でカロリーの低い食べ物を取るより、1日の摂取量の50%のカロリーを朝食で摂取することで、1日の新陳代謝を高く保てるといわれています。
4.緑茶
緑茶は新陳代謝に良い効果があり、1日3~5杯の緑茶を飲むことで、体重の減少にもつながる
5.筋肉を鍛える
重いウェイトで、ゆっくり運動することで、筋肉を破壊して新陳代謝を加速させる。
若返りと老化そして寿命まとめ
老化は自然の流れですが、老化を感じた時点で、誰しも若返りたいと思います。
これからの科学の発展に期待をしながらも、日々ちょっとした運動や、食事にも気を配り、ストレスのない毎日を、楽しく生きることが、長寿につながるのでは (#^.^#)