血管を若く健康に保つという事は、生きる上でとても重要だという事をご存じですか?

血管が若いという事は、血管の壁が柔らかくて弾力性があり血液が通りやすい

=若く見える
血管が老化しているという事は、血管の壁が固く、血管が細く血液が通りにくい。
=老けて見える
という事になります。

同じ年なのに、老けて見える人と、若く見える人がいます。
その原因は血管の若さにありました。
という事は、「老化を防止するには、血管を若くすればいい」という事にあります。
そこで、血管老化防止と、血管の若返り方法を調査してみました。




血管の老化を防止とは

何故血管は老化するのか

不規則な生活 睡眠不足 運動不足
などありますか、一番に血管に悪影響を与えているのが「食べもの」です。

私たちの体は、食べたものからできていますので、その食べ物によって、血管が固くなったり、柔らかくなったりします。
では、血管が柔らかくなる食べ物はなんでしょう。

1.ネバネバやヌルヌルした食材全般

ネバネバやヌルヌルとした食材と聞いたら、最初に納豆やオクラをイメージすると思います。

それも大正解ですが、実はネバネバ・ヌルヌルはたくさんあります。

野菜系では、納豆・オクラ・なめこ・山芋など

海藻系では、モズクやメカブなど

魚系では、カレイヒラメドジョウウナギナマコすっぽんアワビカキフカヒレなどで

このネバネバ・ヌルヌル正体は、ムコ多糖と言います。




ムコ多糖とは何?

ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などの総称をムコ多糖と言い、体内での潤滑油の役割を果たします。

ムコ多糖の血管への一番の効果は、血糖値スパイクを抑える効果です。

血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急激に上昇することを言います。

炭水化物を多く含む食品を食べると、血糖値が上昇して、血糖値スパイクを起こし、血管を傷つけ、それが動脈硬化につながり、数々の生活習慣病(糖尿病・心筋梗塞や脳梗塞なども)を引き起こします。

ちなみに血糖値スパイクのスパイクとはとげ」の意味です。

この「とげ」で血管を傷つけて、老化させていきます。

ムコ多糖類の中で、納豆にはナットウキナーゼという成分があります。

傷ついた血管が修復される場合に血栓ができますが、その血栓を溶かして、血管を守る効果がありますので、納豆はオススメです。

ムコ多糖類の食べ物を食事に加えることで、食後の血糖値スパイクを抑え、血管の老化を防いでいきます。

また、野菜系のオクラや山芋は血糖値を抑えるだけでなく、余分な脂質を体外へ排出する働きもするので、血管の中への脂質蓄積も抑え、血管の若返りを促します。

食事に過剰な糖質と脂質があると、血管への詰まりの原因になりますので、血管をスムーズに柔らかくする食事を取り入れたいと思います。




2.良質な葉野菜と良質な肉と魚介類を摂る

良質な葉野菜とは

良質な野菜とは、できるだけ無農薬の野菜という事です。

せっかく身体に良い物をと思っても、農薬が沢山かかっていては、身体に良くありませんので、できるだけ無農薬を選びましょう。

葉野菜

葉野菜には硝酸塩が多く含まれています。

硝酸塩は血管内皮細胞に働きかけ、一酸化窒素を作り出します。

この一酸化窒素が、血管を柔らかくして、血液の流れを良くし、血圧の上昇を抑えます。


若い時には、血管内皮細胞が活発に働いて、一酸化窒素を多く作り出して、血管を柔らかく保ちますが、年を取ると血管内皮細胞の働きが弱くなるので、葉野菜を多く摂り、硝酸塩を補給して、血管内皮細胞に働きかけ、一酸化窒素を作り出すように心がけることが必要になります。

葉野菜で硝酸塩を多く含むのが、キャベツやホウレンソウ・レタスなどですので、サラダや、スープ・炒め物にしてなど、葉野菜を多く摂りたいものです。

良質な肉と魚介類

肉と魚には、コエンザイムQ10が含まれていて、体内にある一酸化窒素保護してくれる役割があります。

良質な肉と魚介類から、良質なタンパク質を摂取することで、血管の修復再生を促します。

また、その中でも青魚にはDHA・EPAという良質な脂質があり、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、動脈硬化の進行を抑えますので、できるだけ青魚を摂取することをオススメします。




3.最強のタンパク質を摂る

最強のタンパク質とは

おすすめする最強のタンパク質とは「大豆」です。

大豆」は肉と違い、コレステロールが含まれていません。

大豆製品は、タンパク質の吸収率が90%以上と高いことが最大の魅力です。

更に、タンパク質以外にも、血管を若返らせる成分「大豆イソフラボン」が豊富に入っていて、余分なコレステロールを体外に排出する作用があり、動脈硬化の予防に期待ができます。

また、大豆にはほかにも「大豆レシチン」「大豆サポニン」も含まれていて、血液中のコレステロールを減少させます。

その他にも、マグネシウム・ビタミンB1・ビタミンE・カルシウム・カリウムなど多くの栄養成分がありますので、大豆製品を摂取することは、血管だけではなく、体全体にとっても、必要と考えます。

まとめ

老化を抑えて、若返るためには、まず血管を若返らせることから始めるべきで、そのためには、積極的に「ネバネバ・ヌルヌル系」の食べ物を摂取し、「良質な葉野菜と良質な肉と魚介類」を摂取することが重要であるとわかりました。

また、最強のタンパク質「大豆製品=納豆・豆腐・豆乳」などを多く摂取し、柔らかくて柔軟な血管を再生したいと思います。

また、運動等についても血管との重要な関係がありますので、次回踏査します。