映画『ONE PIECE FILM RED』が大ヒットとなっていますよね。

8月6日に公開され、わずか13日間で観客動員数570万人、興行収入80億円を超えたのです。

そして、その映画の中でいくつもの劇中歌を担当しているAdoの楽曲も、ミュージックシーンを席巻しています。

顔出しNGアーティストの代表的な存在であるAdoですが、現代では他にも同じように顔出しNGで活動し、人気を獲得しているアーティストがたくさんいます。

この記事では、そんな「売れている顔出しNGアーティスト」について解説していきたいと思います。




売れている顔出しNGアーティスト

あえて顔を出さないアーティストは、決して珍しいことではなく、平成の時代から存在していました。

昔であれば「ZARD」や「大黒摩季」は最初は顔出しせずに「活動していましたし、近年であれば「GReeeeN」「MAN WITH A MISSON」なども顔出しせずに活動しています。

ビジュアルが分からないからこそ、ミステリアスな印象を強めることができ、人気に火が付くといったケースも多いのです。

令和に入ってからもその流れは続いていて、『夜に駆ける』が大ヒットし、その後も数々のヒット曲を世に送り出している「YOASOBI」も、当初は顔出しせずに活動を行っていました。

そして、2022年現在では、「顔出しを一切せずに売れ続けているアーティスト」もかなり多くなってきているのです。

具体的に挙げてみましょう。




Ado

冒頭でも説明した通り、『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌を担当しているAdoさんも、一切顔出しせずに活動しているアーティストの1人です。

8月17日のストリーミング・ソング・チャートでは、『新時代』や『私は最強』を含む7曲がトップ10入りするという快挙を達成しています。

うっせぇわ』の大ヒットや『ギラギラ』といったヒット曲もあり、さらに今回の大ヒット曲連発という流れによって、一気に日本の音楽シーンのトップグループに加わったのです。

10月14日公開の映画『カラダ探し』の主題歌も椎名林檎さんとタッグを組み発表されますし、2022年の主役の1人とも言える活躍ぶりと言えるでしょう。

ずっと真夜中でいいのに。

2018年から活動をしている「ずっと真夜中でいいのに。」のボーカルを務めるACAねさんも、最初から今まで顔出しをせずに活動しているアーティストです。

秒針を噛む』の大ヒットや『暗く黒く』『正しくなれない』『あいつら全員同窓会』といったヒット曲を連発し、若い世代では圧倒的な人気を誇っています。

顔出しはしていませんが、体型やファッションの部分はメディアに出ていることが多いのですが、「絶対に顔も可愛いはず」という声はかなり多いのです。

また、歌唱力もかなり高く、自ら作詞作曲もするなど、アーティストとしての実力も日本トップクラスとなっています。




ヨルシカ

ヨルシカは、2019年にメジャーデビューした男女2人組ユニットです。

メディアには一切出演せず、MVもすべてアニメーションや実写風景を織り交ぜたアーティスティックな作品となっていて、かなり高い評価を受けています。

顔出ししない理由としては、「作品よりも作者が前に出ることを良しとしない」といったこだわりによるものなのです。

作曲家のn-bunaさんは元々ボカロPとして人気で、ボーカルのsuiさんの魅力的な歌声と合わさることで最高の曲に仕上げています。

ただ君に晴れ』『花に亡霊』『春泥棒』『だから僕は音楽を辞めた』など、数多くのヒット曲を生み出しています。

Eve

Eveさんは、ヨルシカと同じく2019年にメジャーデビューしたシンガーソングライターです。

ドラマツルギー』といった代表曲があり、ファンも非常に多くなってきています。

しかし、Eveさん自身が顔出しに対する必要性は感じているので、もしかしたら今後顔出しを解禁する可能性もあると言えるでしょう。




yama

yamaさんは、2018年から活動を始めた歌い手で、『春を告げる』の大ヒットで一躍人気となりました。

鼻と口はメディアに出していて、目の周りだけ仮面を被っています。

この仮面は、特殊メイクアーティストの快歩さんという方の作品で、オーダーメイドとなっています

まとめ

今回は、「売れている顔出しNGアーティスト」について解説してきました。

ここで挙げたアーティストたちのように、現代には顔出しNGで活躍しているアーティストが非常に多く存在しています。

顔出しNGのオーディションなども行われるほど、現代ではスタンダードな売り出し方と言えるでしょう。

歌には自信があるけど顔出しするのが恥ずかしい」という人は、ぜひそういったオーディションを受けてみてはいかがでしょうか?