食事制限・運動・ストレッチなど、色々と試し、機器なども通販で・・・
何度、決意をもってしても、長続きしないのが現状です。
しかし、これからお伝えするのは、「寝る」ということに焦点を置いて、
ポイントを見ていきましょう。
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ひたすら寝るダイエットはやせるのか?
人は、寝ている時に多くのカロリーを消費しています。
人は睡眠時に、約300カロリーを消費しているといわれていて、その睡眠時間は、最低でも7時間がベストといわれており、その消費カロリーは30分以上のランニングと同等になります。
また、人が寝ている時に分泌される「成長ホルモン」が、脂肪を分解してエネルギーに変えている重要なホルモンになります。
この成長ホルモンと同じように、ダイエットに重要な5つのホルモンの説明をします。
ダイエットに重要なホルモン
1.成長ホルモン
成長ホルモンは、脂肪を分解し、血液中のコレステロールを低下させ、代謝を促進させる働きがあり、さらに代謝などで分解された細胞の修復などを行う、非常に大切なホルモンです。
成長ホルモン(身長を伸ばす・脂肪の分解・ケガなどからの回復・老化防止・疾病に対する免疫促進・生活習慣病の予防・育毛)
2.コルチゾール
コルチゾールは、ストレスで起こる脳などの機能低下や、免疫力の低下などを防ぎ、吸収された、タンパク質や脂肪・炭水化物などのコントロールも行っています。
抗ストレスホルモンとされるコルチゾールですが、過剰なストレスを感じた場合には、逆に成長ホルモンの分泌を抑制してしまい、自律神経に作用して、眠りにも影響を及ぼしてしまいます。
コルチゾール(抗ストレス・代謝制御)
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3.レプチンとグレリン
食欲を制御するホルモンで、レプチンが満腹中枢を刺激して、満腹感を感じるようになりますが、血液中にレプチンが少ないと、満腹感を感じるスピードが遅くなり、食べすぎの原因を作ってしまいます。
レプチンを多く分泌させるには、早食いをせず、咀嚼(そしゃく)回数を多くすることで、レプチンの分泌を促します。(30回以上の咀嚼)
レプチン(満腹中枢の制御)
グレリンは、レプチンの逆で、食欲を増進させてしまうホルモンです。
グレリンは空腹時に分泌されるホルモンで、空腹中枢を刺激して、食欲を増進させてしまいます。そのため、ダイエットでは、レプチンの分泌を増やして、グレリンの分泌を抑えることが、重要になります。
グレリン(空腹中枢を刺激するホルモン)
4.セロトニン
セロトニンは「幸福ホルモン」や「幸せホルモン」とも呼ばれていて、レプチンと同じように、食欲をコントロールするホルモンで、心・メンタルを安定させる作用があり、セロトニンが不足すると、満腹中枢の機能を阻害すため、暴飲暴食を起こしてしまう原因にもなり、またネガティブ思考になりやすくなります。
セロトニンを分泌させるためには、日光を浴びて、体を動かすようにして、レプチンを増やすのと同じように、咀嚼(そしゃく)回数を増やすようにしてください。
セロトニン(精神を安定させるホルモン・脳内神経伝達)
5.メラトニン
メラトニンは、「睡眠ホルモン」とも呼ばれていて、体内時計に働きかけるホルモンです。日光を浴びることによって、メラトニンの分泌が止まり、体が活動しやすいようになり、16時間後に、再度メラトニンが分泌され、眠気が起こるというサイクルになりますが、メラトニンの分泌がうまくいかないと、睡眠に影響が出てしまいまいます。
メラトニン(睡眠ホルモン・体内時計のコントロール)
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ひたすら寝るダイエットの効果は
まず、寝るダイエットは、しっかりと睡眠時間を取ることが一番重要なことになります。
寝ることにより、上記のホルモンバランスを整えることで、太る原因を抑制することと、自然と新陳代謝が高まり、脂肪の分解が促進され、カロリーの消費が行われるといった効果が出てきます。
まずは、ひたすら寝るという時間を確保することが必須になります。
睡眠時間による肥満の割合調査で、6時間睡眠で20%~23%、5時間睡眠で50%、4時間睡眠で70%以上が肥満傾向になっているとのことです。
寝るという事と、睡眠は密接な関係にあります。
ひたすら寝るダイエットの秘訣
しっかり寝るには朝が大切です。
ひたすら寝るダイエットで、最初に夜のことを考えがちですが、夜ではなくまず朝から始まります。
朝、太陽の光を浴びて、メラトニンの分泌を止めて、体内時計を順調に動かし、夜にしっかりと、「ひたすら寝る」ことができるようになるための時間を作るために、仕事や家事などや、他の心配事などを片付けて、ひたすら寝る環境を作ることができれば、もう成功間違いなしです。
ひたすら寝るダイエットの寝る前にするとよいこと6つ
1,寝る3時間前には、食事を済ましておく。
(消化器官が活発になると熟睡ができないためホルモンの働きに影響が出る。)
2,寝る1時間前に、はちみつを食べる
(大さじ一杯のはちみつが成長ホルモンの働きをよくする。)
3,入浴などで体を温めて、自律神経を整える。
(体が温まると血行が良くなり血液が末端まで届き、深い眠りに付きやすい。)
4,寝る前のちょっとしたストレッチ
(寝具に横になって、身体をゆっくり伸ばすことで血流が良くなり体がリラックスしてくる)
5,ストレッチの後に深呼吸をする
(ゆっくりゆっくりと複式呼吸をすることで体がリラックスし深い眠りになる)
6,明日の準備もしておくと安心感が増します。
(起きた時点で急ぐことなくスタートできるという安心感が空かい眠り落ちる)
ひたすら寝るダイエットで寝る前にやってはいけないこと5つ
1.寝る前の激しい運動は避ける。
(アドレナリンが出るため眠りに落ちにくい)
2.寝る前の晩酌などは避ける。
(飲酒後2~3時間後には二日酔いの物質が体温と心拍数を上げてしまう)
3.寝る前のコーヒーや紅茶などのカフェイン類も避ける。
(覚醒物質であるヒスタミンが放出されるため、脳が活発に動いてしまう)
4.寝る前のハミガキは避けて1時間前には済ませておく。
(メラトニンの分泌で眠りに落ちやすくなるが、メラトニンの分泌を阻害してしまう)
5.寝る前のスマホやPC閲覧は避ける。
(光を見続けると脳が昼と間違えてメラトニンの分泌が阻害されてしまう)
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ひたすら寝るダイエットまとめ
ひたすら寝るダイエットは、寝る環境を整えることに重要なポイントがあります。
「寝ればいいんだ」と簡単に考えると続きませんので、寝る環境をしっかりと、作ってください。
安心して十分な睡眠を取ることで、体のホルモンバランスが整って、健康で楽しい毎日が睡眠と一緒にやってきます。
ひたすら寝るダイエットで、良い人生を(^▽^)/