ネギの種類と効果
現在、日本の市場で確認されているネギの品種は68種類ほどで、それを食する際のネギの部分で、東日本では「白い部分の根深ネギ」を食する傾向が多く、西日本では、「葉の部分の葉ネギ」を多く食する傾向にあるといい、食文化の違いがありましたが、今では全国的に両方を用途別に食するようになってきました。
ネギの種類では、「下仁田ネギ」、「九条ネギ」、「万能ネギ」、「分葱(わけぎ)」、「リーキ」などがあり、和食・洋食・中華などの用途別で利用されていますが、そのネギの効果効能を見てみましょう。
青ネギの効果
青ネギの部分の栄養素は、緑黄色野菜と同じですが、特にβカロテンや、カルシウムが多く、βカロテンは、体の中でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を丈夫にするだけではなく、βカロテンは抗酸化作用もあることが確認されていて、免疫を上げる効果や効能も確認されています。
白ネギの効果
白ネギの部分は淡色野菜で、ビタミンCを多く含んで、シミやそばかすなどを防ぐ効果があります。
また、白ネギには、硫化アリルが含まれていて、イオウ化合物の一種で、辛味や独特の臭いのもとで、その効果は血液循環を良くし、体を温める効能などがあります。
ネギの血行促進の効果
硫化アリルのアリシンはビタミンB1の吸収を良くして、糖質などをエネルギーに変換する効率を高め、アリシンとビタミンB1による効果で、新陳代謝が活発になり血行が良くなることで、体を温める効果や血行促進する効果により、冷え性に良い効能を得られます。
また疲労回復効果も期待できます。
ネギの血圧安定効果
ネギは熱することで、臭いの成分がスルフィド類という成分に変わり、それを食することで、血圧が下がったり、血栓ができるのを防いだりするとのことで、健康促進に非常に良い効果があります。
ネギの免疫力を活性の効果
アリシン
ネギに含まれるアリシンは、ネギを噛むことで、ネギの細胞膜を破壊することで、吸収率が上がります。アリシンは、玉ネギ・にら・ニンニクなどにも多く含まれていて、強い殺菌力もあり、その点で免疫力を上げる効果があります。
ビタミンC
ビタミンCは体内で様々な効果があり、ビタミンCの持つ抗酸化作用で、風邪などへの抵抗力(免疫力)を高めます。
カリウム
カリウムは、塩分濃度の調節作用があり、血圧や体内の水分調整など、食事で塩分を取りすぎた場合などにも、塩分の排出を促してくれます。
ネギの美容効果
アリシンがビタミンAの吸収を高めることで、肌の新陳代謝を進め、肌あれなどを防ぎ、ビタミンCのメラニンの生成抑制などで、シミの予防や改善に効果があります。
ネギの首巻きは効果?
ガッテンでも取り上げられたネギですが、昔から、風邪の場合にはネギを首に巻くと良いという迷信のような話がありますが、これは「アリシン」の作用により、血流の促進で、体を温め、その効果で免疫が上がるという事のようです。
ネギ効果効能まとめ
ネギの臭いが苦手という方もいますが、これまでのような効果や効能があると、目をつぶって、鼻をつまんででも食べたほうが良いのが「ネギ」ですね。
アリシン効果を高めるには、ネギのみじん切りや、千切りなどにして食べれば、健康促進効果抜群です。
ネギで風邪予防 体の内側から健康になりましょう!