「現代で1番偉大な野球選手と言えば?」
そして、同じ問いをアメリカの人々にしたならば、日本国内の答えよりは少ないものの、「Shohei Ohtani」と答える人は多いでしょう。
ここ2年ほどの大谷選手は、それほどまでに野球(ベースボール)の世界で圧倒的な活躍をしています。
その活躍は、20年後、30年後でも必ず「伝説」として語り継がれていることでしょう。

この記事では、そんな「エンゼルス大谷翔平選手の凄さと来シーズンの移籍の可能性」について解説していきたいと思います。
2022シーズンの大谷選手の成績(2022年8月18日時点)
氏名:大谷翔平
生年月日:1994年7月5日生まれ(28歳)
ポジション:投手、指名打者、外野手
投球、打席:右投左打
所属チーム:ロサンゼルス・エンゼルス
打者成績
本塁打:27(ア・リーグ5位)
打点:72(ア・リーグ6位タイ)
安打数:113(ア・リーグ16位タイ)

投手成績
防御率:2.69(ア・リーグ4位)
奪三振:165(ア・リーグ4位タイ)

野球経験者であればあるほど、プロ野球やメジャーリーグを長年観ていれば観ているほど、この成績が異常なものであるということが分かるはずです。
先発投手兼DH打者として先発した選手が降板した後もDH打者としてプレーを続けられるという、通称「大谷ルール」が適用されるようになったのです。

この投打の成績は、「投手だけ」であってもメジャートップクラスの成績ですし、「打者だけ」であってもメジャートップクラスの成績です。
2022年8月10日(日本時間)に行われたアスレチックス戦で勝ち投手となると、あのベーブ・ルース以来104年ぶりとなるシーズン2ケタ勝利&2ケタ本塁打を達成しました。
永遠に達成されることのない記録だと誰もが思っていた偉大な記録を、シーズン後半画始まって間もなくして達成してしまったことにより、まさに「あきれるほど凄い選手」といった印象を持たれるようになっているのです。
多くのメジャーリーガーが、投手と打者を両立しながらもトップクラスの成績を残すことに対して「アメージング(驚き)」と口を揃えます。
怪我がなければ今シーズンはさらに本塁打や打点、勝利数、奪三振数などを伸ばしていくはずです。
来シーズンの移籍の可能性は?
2022年の夏は、大谷翔平選手がトレードするのではないかということで大きな話題となりましたよね。
トレード期間最終日の8月3日朝(日本時間)ギリギリまで、「大型トレードが成立するのでは?」と大きな関心を持たれました。
しかし、結果は皆さんご存じの通りロサンゼルス・エンゼルスに残留することとなったわけです。
投手と打者の二刀流を許してくれるエンゼルスは、大谷翔平選手にとって最適かとも言えますが、チーム全体の戦力の低さによってポストシーズンへの出場は絶望的となっています。
二刀流でのプレーを希望すると同時に、「ポストシーズンに出場し、いつかワールドシリーズに出場すること」を目標としています。
残念ながらロサンゼルス・エンゼルスでは、今シーズンはもちろん、2~3年でそういったチームに成長する見込みがないというのが正直なところです。
それゆえに、今シーズンが終了したタイミングで強豪チームへの移籍をする確率は非常に高いと言えるのです。
移籍候補のチームが二刀流を容認してくれるかがポイント
もしも大谷選手が移籍をするとなると、やはりワールドシリーズを狙える強豪が候補となるでしょう。
・ロサンゼルス・ドジャース
・ニューヨーク・メッツ
・アトランタ・ブレーブス
・シアトル・マリナーズ

これらのチームが候補として挙げられますが、「二刀流を容認してくれるのか?」といった問題をクリアしなければなりません。
大谷選手自身も、年齢による衰えで二刀流ができなくなったと感じればどちらかに専念する選択肢も候補となりますが、少なくともあと2~3年は二刀流を続けたい意向があるはずです。
また、もしも二刀流を容認してくれるチームだったとしても、DH枠を使用している選手が在籍しているチームでは、難しくなってくるかもしれません。
大谷選手が移籍するとしたならば、二刀流を容認してくれて、なおかつ「DH打者として使ってくれる」ということが条件となることでしょう。
もちろんどのチームもワールドシリーズ優勝のために大谷選手が欲しいはずですが、チーム内のバランスが大きく崩れる事態は避けたいはずです。
そういった意味でも、野球ファンが思っている以上に大谷選手の移籍は難しいものであると言えるでしょう。
まとめ
今回は、「エンゼルス大谷翔平選手の凄さと来シーズンの移籍の可能性」について解説してきました。
二刀流として他の選手とは別次元の活躍を見せている大谷選手ですが、シーズン終了後にはポストシーズンやワールドシリーズを狙えないエンゼルスから移籍する可能性は高いと言えるでしょう。
2度と現れることのない逸材なだけに、チャンピオンリングを獲得する姿をいつか見たいですよね。
シーズン終了後の動向に注目していきましょう。