日本で最も売れている漫画である『ワンピース』が、再び大きな盛り上がりを見せています。

1ヶ月の休載を経て、2022年7月25日発売の週刊少年ジャンプ34号で連載を再開しました。

25年も続くこの漫画は、ここから「最終章」に入ることが明言されていて、あと数年で完結する可能性があるのです。

近年では、「物語のスピードが遅い」「登場人物が多すぎる」といった理由から、若干人気に陰りが見えてきていましたが、この最終章では確実に大盛り上がりを見せることでしょう。

この記事では、そんな「ワンピース最終章が必ず盛り上がる理由」について解説していきたいと思います。(1056話までのネタバレを含みます




『ワンピース』の凄さ

ワンピース』は、漫画好きでなくともその存在を知っているほど日本、そして世界で有名な漫画となっています。

単行本では103巻まで発売されていて、その発行部数は国内のみで約4億1600万部となっていて、海外を含めれば約5億1600万部も発行されているのです。

歴代発行部数2位の『ゴルゴ12』が約3億部、3位の『ドラゴンボール』が約2億6000万部なので、いかに凄い事なのかがわかります。

また、映画化も度々大ヒットさせていて、『ONE PIECE FILM Z』は68億円、『ONE PIECE FILM GOLD』が51億円、『ONE PIECE STAMPEDE』が55億円とメガヒットを連発しています。

2022年8月6日に公開された最新作『ONE PIECE FILM RED』も、これらの興行収入を上回る勢いを見せています。

直近10年ほどはワンピースから離れる人も多かった

ワンピース』は、「頂上戦争編」で大きな盛り上がりを見せたものの、その後は1編ごとのスピードが遅く新たな登場人物が多すぎたため、読むのをやめてしまうファンも少なからず存在しました。

もちろん、元々のファンの数が圧倒的に多いので多少ファンが減ったところで大人気であることには変わりないのですが、そういたファンの間でも「若干熱は下がってきた」といった意見が多く聞かれるようになってきたのです。

ここまで長く読んできた漫画だから最後まで読まなくちゃ」といった使命感で読んでいる人も多かったはずです。

実際に、作者の尾田栄一郎さんが自信を持って執筆した「ワノ国編」でも、盛り上がりはしたものの「思ったほどではなかった」というのが正直なところでしょう。

ニカニカの実の事実が明らかになったことで再び注目される

若干マンネリ気味だった『ワンピース』の風向きが変わったのが、「ニカニカの実」の存在が明るみになったことでした。

長年「ゴムゴムの実」だったと思われたルフィの悪魔の実の能力は、実は「ニカニカの実(幻獣種ヒトヒトの実モデル”太陽の神ニカ”)」だったのです。

この能力の発動により、あの生物最強と謳われた四皇カイドウを1対1で倒したことによって、物語が一気に動き出したのです。

前述した通り、ワノ国編自体はそこまでの盛り上がりをみせませんでしたが、物語の終盤のこのニカニカの実の登場によって、一気に離れていたファンが再び注目するようになり、とりあえず読んでいたというファンも毎週食い入るように読むようになったのです。




『ワンピース』の最終章が必ず盛り上がる理由

『ワンピース』の最終章が必ず盛り上がる理由としては2つ挙げられます。

それが、「物語がスピーディーに進んでいくこと」と「全ての伏線が回収されていくこと」です。

最終章はスピーディーに展開されていくと明言されている

『ワンピース』の人気が一時下降してしまった大きな原因である

ダラダラ物語が進んでいく感」が、最終章にはないはずですなぜならば、作者の尾田栄一郎さんが

最終章もなるべく早く締められるように構成を組み直す

と明言しているからです。

やはり尾田栄一郎さんも近年のダラダラした展開が不評であったことを自覚している可能性が高く、「頂上戦争編」の様なスピーディーな展開で最終章を描きたいと考えているのかもしれません。

全ての謎や伏線を回収すると明言している

謎や伏線の回収も、作者の尾田栄一郎さんのコメントから推測することができます。

今まで隠してきたこの世界の謎を全部描いていきます。面白いです。シートベルトをお締めください」というコメントからは、今後一気に様々な謎や伏線が回収されることが示唆されていると言えるでしょう。

連載再開後から一気に物語が動き出している

ワンピースの最終章が盛り上がる理由としては、スピーディーにこれまで謎だったものがすべて解き明かされていくことが明言されているからですが、実際に連載再開後には一気に物語が動き始めています。
・サボが「炎帝」と呼ばれている(アラバスタ王国の国王コブラを暗殺)

・ビビの失踪

・シャンクスがワンピースを獲りにいく気になる

・バギーが四皇になりクロコダイルとミホークが仲間になった

・大将緑牛の登場

・ルフィが四皇に昇格

このように、たった数話で話が大きく動いているのです。

まとめ

今回は、「ワンピース最終章が必ず盛り上がる理由」について解説してきました。

ワンピースの最終章が本格的に始まることとなり、一気に注目度がUPしています。

これまでのようにダラダラと進むのではなく、スピーディーに物語が進んでいくことが明言されているので、かなり大きな盛り上がりとなるはずです。

最近ワンピースから離れてしまっていた」という人は、ぜひこのタイミングでもう一度読んでみてはいかがでしょうか?