2022年11月21日から始まるカタールワールドカップは、世界で最も大きなスポーツイベントとして大きな話題になるはずです。
ドイツやスペインには劣るものの、日本代表にも世界に通用する実力を持った選手たちが何人も揃っているのです。
この記事では、そんな「カタールワールドカップにおける2人の日本代表キープレイヤー」について解説していきたいと思います。
日本代表のグループステージ展望
日本代表は、カタールワールドカップでは「グループE」に入っています。
日本代表がグループリーグを突破するためには、必ずこのコスタリカ戦に勝利して勝ち点3を獲得する必要があると言えるでしょう。
なぜならば、残りの2チームがワールドカップの優勝候補筆頭のドイツとスペインだからです。
ドイツ戦はノーチャンスだがスペイン戦は展開次第ではチャンスあり
ドイツはこれまでワールドカップで優勝4回、準優勝4回、ベスト4以上5回を誇るヨーロッパ最強のチームです。
とはいえ、ワールドカップの初戦はドイツ代表でも難しいもので、実際に2018年ロシアワールドカップでは第1戦のメキシコ戦に0-1で敗れています。
結局この大会では、初戦の敗北から立て直すことができずグループリーグ最下位でロシアを去ることとなってしまったのです。
しかし、ドイツが2大会連続でそのような失態を繰り返す確率は極めて低く、初戦の日本代表戦では最高の集中力で試合に臨むはずです。
超強豪国などは、第1戦目には照準を合わさずに8割~9割のコンディションで臨むのですが、今回のドイツ代表は第1戦から完全にコンディションをピークに持ってくるはずです。
そういった意味では、日本代表が勝ち点3を取ることは考えにくいと言えます。
それよりも第3戦のスペイン戦であれば、グループステージの展開次第(日本とスペインが2戦で勝ち点3or4で並ぶ展開)では、チャンスが生まれてくると言えるでしょう。
ボールを保持する時間は必ずスペインが上回ってきますが、上手くプレスがハマればカウンターで得点を奪えるかもしれません。
2人の日本代表キープレイヤー
第2戦までで前述したような展開になれば、ショートカウンターで日本が1~2点取って勝利を収めグループリーグを突破する可能性も出てくるはずです。
そこでキーポイントとなるのが、カウンターのきっかけとなる「伊東純也選手と三苫薫選手」という2人のウイングプレイヤーです。
伊東純也選手
伊東純也選手は代表選手としては遅咲きのプレイヤーで、Jリーグでは活躍していましたが日本代表デビューは2017年(24歳時)でした。
その魅力は「イナズマ」と称されるほど圧倒的なスピードを活かしたドリブルからのセンターリングやシュートです。

三苫薫選手
大学卒業後、下部組織でもプレーしていた川崎フロンターレに入り、一気にその名前が知れ渡る活躍を見せます。
2020年にはJリーグ制覇と天皇杯制覇の2冠達成に大きく貢献し、Jリーグベストイレブンにも選ばれます。
2022?2023シーズンからはブライトンに戻り、念願のプレミアリーグでプレーしています。
日本代表においても、2022年のワールドカップ最終予選で大ブレークします。

ワールドカップ行きを決めたオーストラリア戦では、圧巻の2ゴールで「三苫薫あり」を強く印象付けたのです。
スペイン戦では、森保監督がこれまでと同じように南野選手を左サイドで使うならば三苫薫選手がジョーカーとして後半途中から使われることになりますし、南野選手をFWもしくはトップ下として使うならば先発でプレーする可能性もあります。
伊東選手と同じように、カウンターで一気にチャンスを作ることもできますし、攻め手がない状況でも足元にボールを貰えれば得意の反発ステップで一気にDFを抜き去り、チャンスを作ってくれるはずです。
まとめ
今回は、「カタールワールドカップにおける2人の日本代表キープレイヤー」について解説してきました。
ドイツとスペインと同グループという最悪の組み合わせではありますが、まったくグループリーグの突破の可能性がないわけではありません。
特に今回挙げた伊東純也選手と三苫薫選手の2人は、1人で敵陣を切り裂く力を持っているので、期待できるはずです。